2024年08月21日
世界知的所有権機関(WIPO)は、「生成AI(人工知能)に関
する特許動向報告書」を発表しました。
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2024/article_0009.html
それによると、2014-23年の10年間の世界の生成AI関
連の特許出願件数は5万4000件に達しています。国別の特許出
願件数をみると、中国が3万8210件で1位、2位は米国の62
76件、3位は韓国の4155件、4位は日本の3409件でした。
5位はインドの1350件で、対前年比56%増と高い伸び率を記
録しました。中国の出願件数は、米国の約6倍に上り、世界全体の
約7割を占めています。
生成AIに関する特許は急増しており、2014年の出願件数は
733件でしたが、23年には1万4000件超となり、この1年
だけで全体(2014-23年)の25%以上を占めています。
企業別では、IT大手の騰訊控股(テンセント)、保険大手の中
国平安保険集団、インターネット検索大手の百度(バイドゥ)と中
国系がトップ3を独占しました。米国のIBMが5位、韓国のサム
スン電子が7位、日本はNTTが13位、ソニーグループが20位
でした。