2021年04月07日
世界知的所有権機関(WIPO)は、特許協力条約(PCT)に
基づく2020年の国際特許出願統計を発表しました。
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2021/article_0002.html
それによると、2020年は新型コロナウイルスの世界的大流行に見
舞われ、世界のGDPが3.5%減少とされる中で、国際特許出願件
数は4%増の27万5900件となり、過去最多を更新しました。
国別では中国が2年連続トップで、出願件数は前年比16.1%増の
6万8720件となりました。2位は米国で、前年比3%増の5万9230
件。3位は日本で、前年比4.1%減の5万520件。4位は韓国で前年
比5.2%増の20,060件、5位はドイツで前年比3.7%減の18,643
件となりました。
企業・団体別をみると、中国通信機器大手の華為技術(ファーウ
ェイ)が5,464件で4年連続トップ。2位は韓国サムスン電子で
3,093件。3位は三菱電機で2,810件。トップ10をみると、日本企
業では三菱電機、ソニー、パナソニックIPマネジメントの3社がラ
ンクインしました。