2020年04月02日
財務省は、全国の税関が偽ブランド品などとして輸入を差し止め
た物品の数は2019年は101万8880点だったと発表しました。前
年比9.6%増で、7年ぶりに100万点を超えました。
財務省によりますと、昨年1年間の知的財産侵害物品の輸入差し
止め件数は、2万3934件で、前年比で8%減少しましたが、13年
連続で2万件を超える高い水準が続いています。
東京オリンピック・パラリンピックに関連して、メダルやロゴの
入ったTシャツなどの模倣品が増加しているということで、財務省
は「引き続き厳正に取り締りたい」としています。
輸入を差し止めた件数のうち8割以上が中国から持ち込まれたも
ので、種類別では、財布やバッグなどが最も多い9639件で全体の
36%を占め、次いで衣類が5949件、靴が1999件などとなってい
ます。