2018年03月09日
任天堂が自社の特許権を侵害されたとして、オンラインゲーム開発・
運営の「コロプラ」のスマートフォン(スマホ)向けゲーム「白猫プロ
ジェクト」の配信停止や44億円の損害賠償を求めた訴訟が東京地裁で
開かれました。
任天堂側は、「白猫プロジェクト」に登場するキャラクターを動かす
ためのタッチパネル上での操作方法に関連し、5つの特許を侵害してい
ると主張。同ゲームで少なくとも400億円の利益を得ているなどとし
て44億円を請求しました。
一方、コロプラ側は任天堂の全ての請求棄却を求め、全面的に争う姿
勢です。
訴訟の提起は2017年12月22日付。コロプラによると、16年
9月に任天堂から同社保有の特許権を侵害していると指摘を受け、両社
で1年以上にわたり協議してきましたが、折り合いがつかず、提訴に至
りました。
「白猫プロジェクト」は14年に配信が開始されたロールプレイング
ゲーム(RPG)で、ダウンロード累計1億件を超える人気ゲームです。
今後、任天堂などの従来のゲーム会社からスマホ向けゲーム会社に対して
特許権侵害などの訴訟が増える可能性がありそうですね。